海鳴の記

お祭り見物が趣味のディレッタント。佐渡民謡の担い手です。

猛暑のなか善光寺に行った

列島は猛暑である。群馬の伊勢崎では6月としては観測史上初の40度を記録した。

ここ善光寺も御多分に漏れず、炎天下であった。

午前9時ごろ参拝し、山門、内陣、御朱印、経蔵の列に並ぶことトータルで2時間ほど。

立っているだけで疲れてしまったが、それでも良いものは見れた。

山門からの眺めは最高だ。晴れているからなおさら。

山門の中には落書きがたくさんあった。明治頃のが目立っていたのではないかと思う。

近いので越後国からのが多かった。能登もいた。

並んだ分、良いものもたくさん見ることができた。

内陣で近くで見る御仏は筆舌に尽くしがたいほど素晴らしい。

善光寺信仰は佐渡にも根強い。人が亡くなると、死者はすぐ善光寺参りに旅立つと言われるくらいだし、「身はここに心は信濃善光寺 導き給え弥陀の浄土へ」という御詠歌もみられる。

これは信州大学教育学部信州大学はキャンパスが散在している。いくつかの学校が戦後の学制の下、統合してできたのが信州大学だ。だから母体となった学校の場所にそのまま学部のキャンパスがあるのだろう。

善光寺参りの注意点で前々から聞いてはいたが、駐車場に難儀する。たまたま近くの住民がうちの前のを使ってよいよと言ってくれて貸してくださったのでなんとかなった。これは善光寺の御仏が垂迹して現れたのである。

てなわけで深刻な資金難に悩んでいるであろう国立大学も、駐車場を貸したら多少の収入源にはなるのではないかと思う。この善光寺の経済効果はとてつもないはずだ。あやかれるものならなりふり構わずあやかるしかない。どうせ国は助けてくれないのだし、自力救済である。

同じ日、諏訪大社の上社本宮・前宮にも参拝した。いやはや、日頃の疲れも吹き飛ぶ素晴らしい建築物の数々だ。まばゆい緑の景色も目の保養になる。中部日本の山間部はもっと訪れたい場所のひとつだ。