海鳴の記

お祭り見物が趣味のディレッタント。佐渡民謡の担い手です。

郡上おどりを見に行った(R4.7.16)

2か月ほども前のことになってしまいましたが郡上踊りを見に行きました。

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当日はあいにくの雨、なのにカッパや菅笠を被って踊る人たちがたくさんいて感動しました。3年ぶりの開催、今年は郡上踊り保存会100周年の節目、その喜びはいかばかりかと思いました。

スニーカーにカバンを背負っていたので、雨もひどいし見ているだけにしようかと思っていましたが、1曲目の古調かわさきが始まったとたん、もう我慢できず踊りの輪に入ってしまいました。

かわさき、三百、春駒、げんげんばらばら、どれも楽しい曲ばかりでした。大雨、雷、それでも開催してくれたのがとても嬉しかったです。

わけても三百は返し唄がつきます。屋台で三味線を弾くおばさまたちが、楽しそうに返し唄を唄っていました。マスクをしていましたが、笑っているのが分かりました。

装備の問題で、雨がきつくなってくるとさすがに軒下で見ていたのですが、春駒くらいは踊ろうと結局輪の中に入りました。

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大雨でも、雷でも、とにかく開催するのだという意志、それがこれだけの人を集め、日本を代表する盆踊り唄たらしめたのだろうと思いました。

その後、結局服から靴までずぶ濡れになりながら高山の宿につきましたが、全然後悔はなく、非常に満足しました。絶対また来たいな、今度は浴衣に下駄で踊りたいなと、思いました。

調べると6月に東京・青山で郡上踊りin東京というのをやっているそうなので、来年は参加したいなと思います。

大雨でも、雷でも、上の人が勝手に中止を宣言してしまうような、どこかの没落自称鉱山都市のお祭りとはわけが違うんだなあと、実感しました。こういうところで差がついて行くんですね。