海鳴の記

お祭り見物が趣味のディレッタント。佐渡民謡の担い手です。

大島山瑠璃寺の獅子舞(R5.4.9)

飯田線下市田駅で降りて大島山瑠璃寺へ丘を登ること40分。なかなか有名なお寺らしい。ダイドーの「日本の祭り」の取材でテレビが来ていた。何人もクルーを連れて。
行事は「ししのゆらい!」と称して女の子2人が出てきて巻物を読み上げることから始まった。

そして上の写真の陵王の舞。一度途絶えたが復活させたそうだ。

そして宇天王が出てきた。獅子が起きると一行は寺の境内から薬師堂の方へ移動を開始。

山門から出てくるところ。屋台が中に入っているので結構大変そうだった。何かの棒が軒先につっかえて、屋根が少し持ち上がるくらいだった。

薬師堂の中でも舞。しっぽに生えている竹で作った獅子花は、最後に倒していた。見物客はそれに群がっていた。縁起ものなのだという。

大島山のものは、前日に見た牛牧のものよりもお囃子が激しくなかった。その分格式があり、舞楽の系譜を継いでいるといった感じだ。牛牧は動と静がはっきりしていた。獅子頭の振り方も違っていたようだ。

サービス満点のおさるさん。瑠璃寺の境内には日枝神社もある。それでおさるさんが!この棒の先っちょについている御幣の紙をちぎり、鼻をかむしぐさをして子供たちに配っていた。ちなみに、牛牧にもいた。こちらはおしりを拭くしぐさもしたりしていて面白かった。

南信州伊那谷の獅子舞。初めて見たが大変面白かった。さすが民俗芸能の宝庫ですね。